私は趣味でたくさんの本を読んでいます。
例外もあるけれどほぼ毎日のように、記録もつけています。
そこで今日はヴァイオリンがメインの海外ミステリーをご紹介したいと思います。
・主人公はイタリアのヴァイオリン職人 ジョヴァンニ(ジャンニ)・カスティリョーネ
・クレモナ警察の刑事 アントニオ・グァスタフェステ
(ジャンニの友人でありカルテット仲間/相棒のような存在)
基本この2人があちこちへ旅しながら、事件解決のため奮闘していきます。
そしてもう1人、
・ジャンニとウマが合わないヴァイオリンディーラー ヴィンチェンツォ・セラフィン
***
過去の人物として有名な方達も登場します (割愛して紹介)
A.ストラディヴァリ…17世期の弦楽器職人 G.デル・ジェス…17世期の弦楽器職人
J.Bヴィヨーム…19世期のヴァイオリン職人・ディーラー
N.パガニーニ…18-19世期の天才ヴァイオリニスト、作曲家
ヴァイオリン、作曲家、音楽の歴史についても詳しく語られるので、とても興味深い内容となっていますよ!この本でたくさん学べます💡
事件も本格的なので二重に楽しむことができます☺︎
***
現在出版されているのはこの3冊📚
『ヴァイオリン職人の探求と推理 (The Rainaldi Quartet)』
ジャンニはイタリア・クレモナの名ヴァイオリン職人。ある夜、同業者で親友のトマソが殺害されてしまう。彼は前の週に、イギリスへ “メシアの姉妹” と言われるヴァイオリンを探しにいっていた。それは一千万ドルを超える価値があるとされる、幻のストラディヴァリだった。ジャンニは友人で刑事のグァスタフェステに協力し事件を探り始めるが、新たな殺人が……。虚々実々のヴァイオリン業界の内幕、贋作秘話、緊迫のオークション、知られざる音楽史のエピソード。知識と鋭い洞察力を兼ね備えた名職人が、楽器にまつわる謎を見事に解き明かす!
『ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密 (Paganini’s Ghost)』
名ヴァイオリン職人ジャンニのもとに一挺のグァルネリが持ちこまれた。天才演奏家パガニーニ愛用の名器 “大砲(イル・カノーネ)” で、コンクールの優勝者エフゲニーがリサイタルで弾く予定だった。修理を終えた翌日、リサイタルに来ていた美術品ディーラーの撲殺死体が発見される。彼はホテルの金庫に黄金製の箱を預けていた。中にはエリーザという女性がパガニーニに宛てた1819年の古い手紙があり、彼女がパガニーニに何かを贈ったことが書かれていた。殺人事件解明の手がかりなのか? 名職人にして名探偵が “悪魔のヴァイオリニスト” をめぐる謎に挑む!
『ヴァイオリン職人と消えた北欧楽器 (The Hardanger Riddle)』
イタリアのクレモナに住む名ヴァイオリン職人のジャンニは、国際ヴァイオリン製作学校の講師でもある。20年前の教え子であるノルウェー人のリカルドが学校で講演を行い、その夜に殺害されてしまう。そして彼が持っていた、ヴァイオリンに似た楽器ハルダンゲル・フィドルが消えていた。犯人はなぜ、さしたる値打ちもない楽器を奪ったのか? ジャンニは捜査を進める友人の刑事グァスタフェステと恋人のマルゲリータとともに、リカルドの葬儀に参列するためノルウェーへ旅立つ。だが新たな殺人事件が……。人気シリーズの日本オリジナル最新作!
著者Paul Adam (ポール・アダム)
訳 青木悦子
話の面白さはもちろん、ですが何よりも訳がスンバラシイ‼︎
Comments